2011.09.13 石家庄シクラメン生産販売状況が憂苦

石家庄は既に国の林業局と中国花卉協会からシクラメンの故郷と命名されたが、先日記者が石家庄で調べたところ、石家庄でのシクラメン生産企業(農家)は10社も足らず、年間製品の生産量は30万鉢以下で、史上最低水準まで落ちでいる。

外部要因:コスト上昇、価格低迷

今石家庄のシクラメン商品の最高出荷価額は13元/鉢(1元は12円)である。2~3年前より3元近く上昇されているが、生産コストの上昇に比べると上昇幅はわずかである。記者が石家庄雅美花卉栽培センターの董事長とコスト計算をしてみたところ、今の連棟温室でシクラメンを生産すると、1㎡あたりの加温費用は30元強;1㎡あたりの人件費も30元強;他に培養基、肥料、薬物のコストがかかる。今1㎡あたりの商品売上は約100元なので、収支が全く合わないという。

よって、今石家庄でシクラメンの連棟温室は姿を消している。今生産を続けているところは全て日光温室栽培農家のみである。それも園芸資材の価額上昇や人件費、土地代の上昇の影響で利益空間が圧縮されつつあるという。

生産コスト以外にも青州地区などで実施されているシクラメンの低価額政策も外部要因の一つである。青洲の生産者たちが使用している国産の培養基はかなり安い、加温設備も熱風なので、燃料コストが安い。今年の例から見ても青洲のシクラメン商品は約200万鉢で、一鉢の出荷価額は10元を超えないようだ。

内部要因:支持が乏しく生産基地の確保が難しい

最近多くの都市部が都市拡大政策を取り、これらの地域に位置しているほとんどの花卉企業は移転を余儀なくされている。他のところでは花卉項目について新たな基地を定めてくれるなどの政策上の支持があるが、石家庄のシクラメン企業は移転後自分で栽培区域を見つけて栽培基地を確保するしかない。それにより、さまざまなコスト上昇が生じでいるとともに周囲環境の制限の影響も大きい。シクラメンの生産から撤退する企業もいれば、残っている企業も分散していて企業間の交流や共同作業などにも影響が出始めている。

ただし、逆の見方もある。今石家庄に残っているシクラメンの生産者たちは皆この産業に希望や自信を持っているので、その生産者たちが連合を組んで、生産技術のアップや合理的なコスト削減に努め、新たな生産方式を取組めば、石家庄のシクラメンの未来は必ずしも悲観的ではない。

石家庄清芬園芸会社の18個日光温室、写真はそのシクラメン生産現場の一角である。