2011.11.07 グローバル的な理念で中国市場にサービスを提供する

---ボールグループ董事長ミス.アンナ・ボールを訪ねて

9月から10月にわたり、グローバル園芸雑誌「Grower Talks」、「Greenhouse Grower」、「Floriculture International」などが相次いて「2011中国大連世界花卉園芸シンポジウム」の関連記事を掲載し、世界業界の中国の花卉業界に対する注目を集めた。

本シンポジウムの独自指示メディアとして中国花卉新聞社は大勢の記者を派遣し、海外専門家たちの参加・視察日程を追跡取材すると共に、本会議の主催者の一つであるアメリカボール園芸グループの董事長ミス.アンナ・ボールを独占インタビューした。

記者:過去一年間世界経済の不安定は欧米、中国及び世界園芸市場に劇的な変化をもたらしました。観賞野菜、果物が継続的に市場の占め率を拡大しており、省エネルギー、節水、低メンテナンスコスト植物が人々の歓迎を受けていますが、この動向をどのように見ていますか?

アンナ・ボール:これは長期的な発展動向であり、世界経済の低迷とは必然的な関連性がないと思います。観賞野菜の発展を促進する主な力は以下の二点によるものだと考えています。一つは、庶民たちの園芸商品、農産品の安全性に対する注目です。地元の園芸商品を優先的に購入する消費習慣は欧米では既に成り立っています。人々にとって庭園に野菜を栽培することは、最も安心できる食物の出所であり、またみんなに栽培の楽しみを与えることにもなります。もう一つは、観賞野菜の新品種の育成です。育種専門家と園芸会社は最近たくさんの管理が簡単で、観賞性が強く、独特な味を持った野菜品種の育成に成功しており、それが花卉と美しく混ざって栽培され、計りきれないほど市場の発展に拍車を掛けています。

記者:2009年貴方は国際植物生産者協会東部地区年会議で初めて「園芸産業の持続可能な発展動向」という方向性を出して以来、ボールグループは低メンテナンスコスト植物品種の研究開発を強化し、品種展示会にも「効果と利益指数」などの目標を導入していますが、これはボールグループの実現可能な持続発展の主な方式でしょうか?

アンナ・ボール:そうです。ただしこれが全てではありません。園芸の持続的な発展は単純なプロジェクトありませんし、ある会社の戦略計画の一部でもありません。これは園芸産業全体の発展の新方式です。例えば、20世紀60年代にプラスチック花鉢と栄養栽培が園芸産業を完全に変えたことと同じく、持続的な発展方式は未来の園芸発展の中核です。ボールグループは今新しい持続的な発展に基づいた商品の供給チェーンを建設しています。

記者:持続可能な発展方式は産業チェーン全体を変えることになるわけですね?

アンナ・ボール:そうです。花卉の育種を例に挙げると、昔我々は単純に生産の角度から、種の発芽率、丈夫な苗率などを注目し、この数値さえ満たせばよい商品を作り出したと見ていました。ところが、持続可能な発展の観点から、我々は「種子、種苗、生産、運送、販売」等産業チェーン全体の効率を評価することで、商品の価値を再定義しています。調べによると、我々が販売した優良品種が最終的に消費者のところに転化できる商品率は30%に過ぎなかったです。その他、生産中の損失が26%、運送中の損失が13%、各卸し段階での損失が11%、最終小売りでの損失が20%でした。これは酷い問題です。最も肝心なのは、これは我々が商品の価値を高める又は生産コストを下げる巨大なチャンスにもなります。

当然ながら、持続可能な発展というのは更に透明な生産工程、農薬や化学肥料利用の最少化、屋根緑化や立体緑化材料の供給などなども含みます。

記者:最近中国の草花市場にも注目すべき動向が表れています。今年6月、南のある都市では一億元近く投資し、町の草花更新を行いましたが、市民やメディアの質疑にぶつかった。世論は、町に大量な草花を応用するのはコストが高すぎる、草花の寿命はもっと長くするべきだと見ています。世界の最も大きい草花企業の一社として、あなたは町の草花の使用コストと寿命問題をどう考えていますか?

アンナ・ボール:我々は、町の草花使用予算を減らす最も良い方法は一年生と多年生の植物を混合して使うことだと認識しています。欧米の多くの都市で成功した例から見るとこれらのやり方はコストの有効的な削減だけではなく、多様多彩な景観を作り出すことにもつながります。ボールグループは今もっと多くの多年生植物を中国へ取入れる努力を続けています。その中には多くの優良な干ばつに耐える植物が含まれていて、町の草花景観コストを減らせるに役に立ちます。また、中国の気候は複雑多様なので、我々はずっと中国の事情に合う品種の選抜に力を入れています。

記者:最近「中国花卉産業にはまだまだ巨大な発展空間がある」という文章が発表され、業界の幅広い反響を引き起こしました。文章の中で中国の花卉製品は付加価値が低く、種子や種苗も輸入商品に依頼しすぎるなどの批判も多かったです。ボールグループは成功した花卉分野での多国間企業として、この問題をどう見ていますか?中国の経済発展に伴い、ボールグループはどのように中国企業との双方勝ち取りを確保するつもりですか?

アンナ・ボール:アメリカも我々が生産できないたくさんのものを輸入しています。輸入された種子や種苗を買うのは、もっと良い品質の製品を作るためであり、これは市場行為の一種です。ボールグループはいろんな価額水準の製品を提供しています。かなり高い製品もあるし、安いものもあり、人々のニーズにより市場需要を満足させています。大事なのは、高品質の花卉を応用することは町に多くの潜在的な収益をもたらし、それが町の生態環境を改善し、市民の心構えを調節するほか、町の観光収入を増やすことなどにつながります。これがむしろ、花卉が我々にもたらす最大の価値でしょう。

記者:ボールグループは多元化発展の手本です。ボールは中国で多元化の発展計画がありますか?

アンナ・ボール:ボールは確かに多元化企業です。我々は中国の市場開発の進展状況により、絶えずに中国市場での発展計画を調整しています。我々の次の主な目標は製品チェーンを拡大し、中国へさらに多くの一年生と多年生植物を提供することです。中国の市場は自分なりの複雑な特徴があります。我々の業務がここまで発展したのは一つの素晴らしい成功だと思っています。

記者:中国には伝統的な市政園林市場以外に、今私家庭園や家庭園芸市場がかなり活躍されています。ボールグループはこれらの新しい市場に対して、将来的に踏み込む計画がありますか?

アンナ・ボール:これは確かに潜在力が高い市場です。ただし、我々は今すぐこの市場に踏み込む計画はありません。中国の家庭園芸市場はアメリカや欧州の家庭園芸とは全く違います。この市場を開発するには、先ず中国の文化や中国の消費習慣に基づいて創造的に設計するとともに販売ルートも新しく確立しなければなりません。西側の方式をそのまま入れては意味がありません。次は人々の園芸趣味を導いて育てる必要があると思います。