2012.09.17 北京市、中国菊花展の準備を急ぐ

北京市政府が開催した第11回中国菊花展覧会組織委員会に対する取材の結果、中国風景園林学会・北京市園林緑化局・北京市公園管理センター・北京市順義区人民政府・北京花卉協会が共同で主催する『第11回中国(北京)菊花展覧会』が2013年9月26日に北京で開催され、各種準備が進められていることが明らかとなった。北京市副市長の夏占義は会場で進捗状況の報告を受けた。

中国風景園林学会副理事長の王向栄によると、中国菊花展覧会は1992年から3年に一度開催されており、全国規模の単一種類の花卉展覧活動であるという。

10回開催による発展を経て、中国菊花展覧会は既に国内で有名な専門的な展覧会のブランドとなっており、全国60以上の都市が参加する大型の園芸会、キク展覧会の「オリンピック」である。2010年11月、第10回中国菊花展覧会において、北京市はキク産業が進んでいる優勢、およびキク鑑賞の根強い文化的な伝統を活かして、第11回中国菊花展覧会の主催を申し込み、許可された。

北京市園林緑化局局長の鄧乃平は、第11回中国菊花展覧会の全体的な規格および準備の進捗について詳細に紹介してくれた。今回の展覧会は「港1、館1、園3」の方式で開催されるという。港1は北京国際生花港、すなわち今回の菊花展覧会のメイン会場であり、80万平米の面積を持つ会場で国内外の出展都市および団体の屋外キク造景芸術を集中的に展示する。館1は1.8万平米の面積を持つ北京国際生花港室内展覧館(万花館+温室)である。会期中は菊花を主題とした展示や、各出展都市および団体の展示および13項目の展覧会項目別品評会を行う。園3は三つの分会場を指す:北京植物園は様々な品種の植物をキクと組み合わせて展示し、科学教育の役割を果たす。北海公園は中国のキク文化と北京の歴史文化を組み合わせて展示し、中国における悠久なキクの文化的蓄積を体現する。世界花卉大観園は温室花卉鑑賞ツアーおよびキクの展示販売を主要な展示方式とし、キク産業の優勢をアピールする。展覧会は計52日間にわたって開催され、国内外や香港・マカオ・台湾地区の50の都市および団体の出展を誘致する。

キクは北京において1000年もの栽培歴史があり、1987年に北京市市花に選ばれた。北京市は近年、キク産業の発展に注力しており、切花菊・一輪菊・小菊および食用菊という4種類のキクの生産面積は667ヘクタールに上る。このうち切花菊の年間生産量は2000万本であり、輸出により300万米ドルを売り上げている。キク栽培の技術や品種育成の面でもイノベーションが進んでおり、このうち全国にその名を轟かせている小菊盆栽や机上菊、小型懸崖づくりなどは北京で発明されて全国を風靡し、市場で大いに関心を集めている。この他にも、北京は「太真図」「千糸万縷」「湖泊凝翠」など100品種余りの伝統的な鑑賞菊と優良な食用菊の新品種を育成した。北京には古くから秋にキクを鑑賞する伝統文化があり、2009年9月に第1回北京菊花文化節が開幕しており、今年9月末、第4回菊花文化節も予定通りに開催される。これらは全て、第11回中国菊花展覧会を開催するための堅牢な基盤となっている。