2013.04.09 昨年花卉市場は輸入微増、輸出下落  新興の貿易市場の活性化は上昇気味

最近中国食品畜産輸出入商会花卉支部が中国税関本部より入手した2012年花卉輸出入データによると、2012年中国花卉輸入量及びその金額は何れも微増状態である。輸入は34.16万トンに1.36億ドルで、2011年と比べるとそれぞれ5.19%と6.06%増加した。輸出量は55.70万トンで2011年の同時期と比べて3.10%下ったものの輸出金額は2.38億ドルで10.75%上昇した。

世界経済の不景気が続く中、我が国花卉輸入の総量及び金額の上昇した原因は、市場の高品質花卉への消費需要の増加及び花卉栽培面積が持続的に増え続けたことと考えられる。専門家は輸出量の下落について以下のように分析している;現在、多くの国では経済危機の影響で、住民の購買力は完全回復してない。輸出金額の逆上昇については、国内生産コストの上昇が輸出価額に反映された可能性が高いと分析している。

去年、中国花卉輸入のベスト3位原産国はオランダ、日本、タイである。オランダからの輸入は前年度の同時期と比べて15.24%増に達したが、日本とタイの花卉輸入量はそれぞれ34.97%と23.14%減少した。中国花卉輸入のベスト10位の原産国及び地域の中、オランダとイタリアだけが増加の状態である。他の原産国及び地域は大幅の減少傾向を見せている。特に、アメリカからの花卉輸入量は減少幅が大きく、40.33%にも達している。但し、新たな市場からの輸入量が大幅に増えている。例えば、イタリアからの輸入量は46.32%増、輸入金額は222.25%増であり、ネパールからの花卉輸入量は13.97トンで、前年度の同時期と比べて41倍にも増加している。中国の花卉輸入は多元化しつつあり、伝統的な花卉輸出国だけに依存する時代はもう過ぎていると考えられる。

中国の盆栽植物輸入量とその額はそれぞれ-30.53%と-1.18%で、前の同時期と比べて下落傾向が現れている。我が国の花卉輸入ベスト10位の原産国のなか、日本からの輸入量が微増を維持する外、他の原産国はすべて大幅に下落している。下落の原因は主に国内の鉢植え花卉の生産量及び品種の増加にあると考えられる。特にいくつかのメイン花卉品種は国内生産だけでも過剰していて、海外からの輸入は要らなくなっている。切花の状況も盆栽と同じく、輸入量と輸入金額はともに前年度の同時期と比べそれぞれ20.76%と12.9%減少している。

ところが、オランダ、ニュージーランド、南アフリカ、ケニア、ベトナムから輸入する切花量は依然として大幅増加を維持している。これは、国内市場の高品質の切花需要量が依然として大きいことを表している。球根の輸入量と輸入金額も微増を維持している。オランダは依然として我が国の最大の球根供給国である。チリ、ニュージーランドの輸入量と金額は大幅に減っている状況のなかで、オランダの球根輸入量及び価格は依然として上昇を維持している。種苗の面では、我が国が日本、オランダ、アメリカからの輸入量は激減しているが、タイ、ロシア、ニュージーランド、台湾などの国家と地区からの輸入量は大幅に増加している。これは、我が国の種苗輸入の出所がかなり豊富であることの表しである。その他、中国と台湾の両岸経済貿易協力の持続的な深まり及び物流コストなどの影響により、台湾からの種苗輸入量は前年度同時期と比べ830.26%増加、金額は1459.49%増加している。

2012年、北京の花卉輸入量は9.37万トン、輸入金額は2118.89万ドルで、国内省・市のなかで首位に立っているが、前年度同時期に比べるとそれぞれ10.28%と23.92%減少している。それに比べると、東北の吉林省・黒龍江省の花卉輸入量は大幅に増加している。従来の輸入地域の輸入量が減少し、新興地域の輸入量が増えていることは、我が国の花卉消費が次第に普及に向かっている表しである。

中国花卉輸出金額のベスト5位の国は日本・オランダ・韓国・アメリカ・タイであり、輸出金額は2011年同時期と比べ微増を見せている。花卉の輸出量の多い種類から分析してみると、切花は依然として輸出類の首位である。2012年の輸出金額は8355.92万ドルで、花卉の輸出総額の35%強を占めている。日本、韓国、タイ、ベトナムなどの国は依然として我が国の切花輸出のターゲット国であり、その輸出量と輸出金額は既に大幅な上昇を見せている。次は盆栽花卉で、その輸出総額は6086.25万ドルに達し、前年度同時期と比べ12.94%増加している。種苗の輸出は疲労状態で、輸出の総量は0.94%増加したにも係らず輸出額は1.04%減っている。

雲南省は依然として花卉輸出業界で各省・市のトップに位置している。しかも2012年の輸出量は13.05万トン、輸出金額は6037.21万ドルで、それぞれ2011年に比べ9.62%と29.25%に増加している。浙江省と福建省はそれぞれ2と3位を占めている。ところが、福建省の輸出量は前年度同時期と比べ23.93%減っていて、それは主に盆栽植物輸出量が大幅に減ったことに起因する。2012年福建省の盆栽輸出は依然として国内の首位であるが、輸出量は13.51%減少している。